「極めて希少な」ゾウギンザメの赤ちゃん発見 NZの海底
(CNN) ニュージーランドの科学者らがこのほど、孵化(ふか)したばかりのゾウギンザメを発見した。「謎に包まれた」この生物についての知見が得られるとしている。
当該のサメは、水深約1200メートルの海底で見つかった。場所は南島の東部沖に位置するチャタム海膨と呼ばれる地点。
国立水・大気圏研究所(NIWA)は15日の発表で、今回の「極めて希少な」発見について、最近実施した調査によるものだと述べた。
サメの保護団体「シャーク・トラスト」によれば、ゾウギンザメは科学的にはギンザメ目の仲間として知られる。他にもラットフィッシュ、スプークフィッシュ、ラビットフィッシュなどの名称があり、サメやエイの近縁種に当たる。
これらは軟骨魚類で、海底に産みつけられた卵嚢(らんのう)の中で胚(はい)が育つ。孵化するまでは卵黄を栄養源として過ごす。