ザトウクジラ、水中からジャンプしてボートに「着地」
(CNN) 米マサチューセッツ州の沖合でこのほど、水中からジャンプしたザトウクジラがボートの船首に「着地」する出来事があった。
CNN提携局WBZ―TVによれば、この出来事は7月24日に起きた。
ザトウクジラは午前10時ごろ、同州プリマスのマノメットポイントから数百メートル離れた水面から飛び上がった。この出来事で負傷者は出なかった。ザトウクジラは安全にボートから滑り降り、水中に戻っていった。全長約5.8メートルのボートも軽微な被害で済んだ。
米海洋大気局(NOAA)海洋漁業局によれば、ザトウクジラは最大で全長約18メートル、体重約40トンにまで成長する。寿命は最長90年で、オキアミなどの小型の甲殻類や小魚などを主食としている。
目撃者のひとりであるジャスティン・エンガッサーさんは近くのボートに息子と乗っていたときにザトウクジラが船首に乗り上げるのを見た。エンガサーさんは当時の体験を「すごいショックだった」と振り返った。
海洋漁業局は先ごろ、ツイッターへの投稿で、3頭の若いザトウクジラがプリマス沖で餌を食べていると警告し、少なくとも約30メートルは距離を置くよう呼びかけていた。