女性初の駐サウジ大使か、ベルギーが検討 来夏にも

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敵対的環境への意識向上研修でのドミニク・ミヌール氏=2014年5月15日

敵対的環境への意識向上研修でのドミニク・ミヌール氏=2014年5月15日

(CNN) ベルギーが中東のサウジアラビアに駐在する大使に女性の起用を検討していることが20日までに分かった。この人事が実現すれば、女性としては初の駐サウジ大使となる。ベルギーの地元メディアが伝えた。

ベルギー国営VRTによれば、現在は駐アラブ首長国連邦(UAE)大使を務めるドミニク・ミヌール氏が承認されれば、来夏にもサウジ首都リヤドに移動することになる。

サウジアラビアはイスラム教スンニ派の大国で、イスラム教を厳格に解釈することが多い。女性が社会の中でより大きな役割を果たすことについては、長い間、後ろ向きだった。

これまでのところ、サウジ側からミヌール氏の起用について公の反応は出ていない。

サウジでは昨年、ムハンマド・サルマン皇太子が野心的な計画「ビジョン2030」を発表し、汚職の取り締まりや、社会的、経済的な改革を訴えた。その中には、性別に基づいた規制の撤廃も含まれる。

サウジの女性は近く、自動車を運転したり、いくつかの大規模なスタジアムでスポーツ観戦をしたりすることが出来るようになる。こうしたことはこれまで許されていなかった。

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