中国サッカー、海外スターが続々集結 強豪国への躍進狙う
選手に外国人が増えれば、チームを率いる監督にも外国人が就任するようになるもの。元イングランド代表監督で現在上海SIPGの監督を務めるスヴェン・ゴラン・エリクソン氏も、そうした外国人監督の1人だ。
「今年の(移籍)ウインドーは異常だった」と中国で3年間監督を務めるエリクソン氏は語る。
「(海外のスター選手たちは)皆、中国に来たがる。彼らは中国のサッカー事情に関心があり、また中国に来れば大金を稼げると知っているので、今後中国に来る選手はさらに増えるだろう」(エリクソン氏)
しかし、試合で同時にピッチに立てる外国人選手は4人までという制限がある。よって、チームが強くなるためには中国人選手のレベルアップが重要になる。
中国政府も国内選手の確実かつ継続的なレベルアップのために一役買っており、2020年までに全国でサッカーに特化した約2万校の学校が開校予定だ。また今やサッカーは、学校のカリキュラムの必須科目になっている。
広東省清遠市に総工費1億8500万ドルをかけて作られたサッカー選手養成所「恒大足球学校」はまさに、中国の国をあげたサッカー強化の取り組みの中心地といえる。