メッシ、W杯予選4試合に出場停止 審判への侮辱行為で
(CNN) 国際サッカー連盟(FIFA)は28日、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手に対し、ワールドカップ(W杯)南米予選の4試合の出場停止と罰金1万ドル(約110万円)を科すと発表した。24日に行われたチリ代表との試合で、審判に対する侮辱行為があったためとしている。
FIFAの処分が伝えられたのは28日の対ボリビア戦が行われるわずか数時間前だった。メッシ選手はこのボリビア戦に続き、今後予定されているウルグアイ、パラグアイ、ベネズエラとの試合への出場が不可能になる。
24日のチリ戦はメッシ選手自らゴールを決めて1-0で勝利した。この試合でメッシ選手は、ファウルをめぐる判定に不満を示して副審に抗議。大きな身振りを交え、激しい言葉を矢継ぎ早に浴びせていた。
中心プレーヤーであるメッシ選手の出場停止により、来年開かれるW杯ロシア大会に向けたアルゼンチン代表の道のりは険しいものとなった。南米予選は上位4チームに本大会への出場権が与えられ、5位のチームは他地域とのプレーオフに回る。
28日のボリビア戦に0-2で敗れたアルゼンチンは予選での順位を5位に落とした。この後メッシ選手がプレーできるのは予選最終戦のエクアドル戦のみ。それまでの結果次第では、最終戦の時点でアルゼンチンの予選敗退が決定している可能性もある。
メッシ選手はこの予選中、けがで7試合を欠場しているが、アルゼンチンはそれらの試合で1勝しか挙げていない。