米ボブスレー選手が陽性で隔離、先週末以降の陽性者は計67人 北京五輪
香港のオリンピック委員会によると、同選手のコーチとチームメートの男子選手が濃厚接触者に認定された。2人とも空港での検査は陰性だったが現在隔離され、7日間連続で12時間ごとに検査を受けることになっている。
1月29日以降に北京入りした選手や代表団関係者で到着後に陽性判定を受けたのは、キング選手を含めて67人。大半は空港で陽性になったが、このうち13人は、選手や関係者を外部から遮断する「バブル」に入ってからの検査で陽性判定を受けた。
バイアスロン女子のロシア代表、バレリア・バスネツォワ選手は北京到着後に2回の検査で陽性となり、SNSに「残念ながら、オリンピックの夢は夢のままで終わるだろう」とSNSに書き込んだ。
ロシア選手団では31日、バスネツォワ選手を含む3人の陽性が確認された。
北京五輪の厳格なバブル方式の下では、検査で陽性になるとただちに隔離され、症状があれば指定の病院へ、なければ隔離施設へ送られる。すべての症状が消え、検査で2回連続で陰性になるまでは戻れない。組織委員会によると、1月23日以降に到着した大会関係者のうち、これまでに200人が陽性反応を示した。
組織委員会は当初、PCR検査で陽性と判定するCT値のラインを「40未満」と厳しく設定していたが、これは先週、諸外国の基準に近い「35未満」に緩和された。
北京へ出発する96~72時間前に義務付けられた検査で陽性を示した選手もいる。ボブスレー男子の米代表ジョシュ・ウィリアムソン選手は1月26日、検査結果が陽性だったため翌日の代表チーム出発には加われないと発表した。