米ボブスレー選手が陽性で隔離、先週末以降の陽性者は計67人 北京五輪
北京(CNN) 4日開幕の北京冬季五輪でボブスレー女子の金メダルを目指す米代表のエラナ・マイヤーズ・テイラー選手(37)が、北京入りの2日後に新型コロナウイルスの検査で陽性判定を受け、ホテルに隔離されている。
1日にSNSへの投稿で、無症状のまま隔離中だと報告した。
同選手は夫でボブスレー男子米代表チームの補欠、ニック・テイラー選手とともに、まもなく2歳になる息子を連れて北京に到着していた。
エラナ選手はインスタグラムに「どんな時も五輪にたどり着くのは容易でないけれど、今回は母親になったばかり。それでもできるということを示すのは、最も困難で本当にやりがいのある経験だった」と投稿。これまでと同じ前向きの姿勢を貫きたいと述べ、「私と家族がこの旅でもうひとつ障害に遭遇しただけのこと。早く回復して出場できるという楽観的な望みを、今も持ち続けている」と書き込んだ。
ボブスレーの競技が始まるのは13日。それまでに連続2回の検査で陰性となれば、出場することができる。
北京で陽性になった外国人選手の中には、もっと厳しい期限と向き合っているケースもある。
アルペンスキー女子の香港代表、オードリー・キング選手(19)は1月31日、ボスニアのトレーニングキャンプから北京の空港に到着した時の検査で陽性になった。競技は8日後に迫っていた。
キング選手は同日、インスタグラムへの投稿で「北京の隔離ホテルにいる」と報告しつつ、体調は極めて良好だとして「すぐ陰性になるはず」と語った。