銅獲得のウクライナ選手、「自宅が爆撃で破壊された」 北京パラリンピック

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メダル授与式で胸に手を当てるD・スヤルコ選手(左)と伴走者のO・ニコノヴィチさん/Zhe Ji/Getty Images

メダル授与式で胸に手を当てるD・スヤルコ選手(左)と伴走者のO・ニコノヴィチさん/Zhe Ji/Getty Images

(CNN) 北京パラリンピックのバイアスロン中距離・視覚障害クラスで8日に銅メダルを獲得したウクライナのドミトロ・スヤルコ選手がインタビューに応じ、自宅が「爆撃を受け破壊された」ことを明らかにした。

バイアスロン中距離の視覚障害クラスではウクライナ勢が表彰台を独占。ビタリー・ルキヤネンコ選手が金メダル、アナトリー・コバレフスキー選手が銀メダルに輝いた。

「北京2022」が伝えたコメントによると、スヤルコ選手は「とてもうれしい。きょう3月8日は素晴らしい日になった」「きょうは(国際)女性デー。私のメダルはウクライナに住む女性のためのものだ」と語った。

友人であるルキヤネンコ、コバレフスキー両選手のメダル獲得についても「非常にうれしい」とコメントした。

一方で、頭の中にあるのはウクライナ危機のことだと語り、自宅が爆撃を受けたと明らかにした。

「うれしいが、ウクライナの状況は皆さんご存じの通りだ。バイアスロンでは非常に高い集中力が必要とされる。きのう自宅が爆撃を受け破壊されたので、2回ミスしてしまった」(スヤルコ選手)

ウクライナ勢の表彰台独占に関しても「驚くべきこと。非常にうれしい」と語る一方、「100%は喜べない。母国が重大な状況にある今、私が望むのは平和だから」と話している。

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