米俳優トム・サイズモアさん死去、61歳 「プライベート・ライアン」など
サイズモアさんはミシガン州デトロイト生まれ。タフガイ役でハリウッドでの名声を確立した。
キャリア初期にはオリバー・ストーン監督の1989年の映画「7月4日に生まれて」で端役を演じ、米ABCのドラマ「チャイナ・ビーチ」で演じた軍曹の役でテレビ界でのブレークを果たした。
その後は「ハートブルー」(91年)、「トゥルー・ロマンス」(93年)、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」(94年)、「ストレンジ・デイズ/1999年12月31日」(95年)など、様々な映画に出演した。
最も有名なのはおそらく、第2次世界大戦を描いた1998年の「プライベート・ライアン」で演じたマイケル・ホーバス軍曹の役だろう。
最近ではネットフリックスのドラマ「コブラ会」や、超常現象を扱った独立系映画「Impuratus」に出演していた。
映画界での名声とは裏腹に、私生活に関する報道が暗い影を落とすこともあった。
薬物乱用の問題を長年抱えていたサイズモアさんは2003年、元交際相手の女性に対する家庭内暴力で有罪判決を受けた。他にも法的なトラブルを起こし、10年には著名人のリハビリを扱うテレビ番組に出演していた。