ゴルフPGAツアーに環境活動家らが侵入、粉をまいて妨害

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18番グリーンで警官に取り押さえられる活動家ら=23日、米コネチカット州クロムウェル/James Gilbert/Getty Images

18番グリーンで警官に取り押さえられる活動家ら=23日、米コネチカット州クロムウェル/James Gilbert/Getty Images

(CNN) 米男子ゴルフPGAツアーの「トラベラーズ選手権」最終日の23日、18番グリーンに活動家グループが侵入して粉末状の物質をまき、試合が数分間中断した。

米CBSテレビの映像には、6人グループのうち数人が「死んだ惑星でゴルフはできない」と書かれたTシャツを着ている姿を伝えた。

英国発の環境活動家団体「エクスティンクション・リベリオン(XR)」が関与を認める声明を発表した。「ゴルフはほかのイベントに比べ、とりわけ天候に大きく依存している。ゴルフファンは気候変動に対して強力、迅速な行動を起こす必要性を理解するべきだ」と主張した。

警察がすぐにグループを退去させ、試合は再開。スコッティ・シェフラー選手(米)がトム・キム選手(韓国)とのプレーオフを制して優勝した。

シェフラー選手は試合後のインタビューで、何が起きているのか分からず、警察が対応する間にキム選手と声を掛け合って落ち着きを取り戻そうと努めたことを明かした。

警察の発表によると、抗議グループのメンバーは器物損壊と不法侵入、治安妨害の罪で起訴された後、保釈された。来月1日に出廷する。

SNSには、警官らがグループのメンバーを組み伏せる場面の映像が投稿された。ファンからはグループへのブーイングや罵声が飛んだ。

ファンの話によると、グループは粉を散布する器具を使い、あたりに花火のようなにおいが漂っていたという。

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