米ポップスターのチャペル・ローンさん、ハリス氏投票を表明 批判招いた発言の後
(CNN) 米国のポップスター、チャペル・ローンさんは25日、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」への投稿で、11月の大統領選で民主党のハリス副大統領に投票する意向を明らかにした。
ローンさんは英紙ガーディアンに20日掲載されたインタビューで「どちらの側にも問題がある」と述べて臆測を呼んでいたが、それに終止符を打った形だ。
ローンさんは今年夏、音楽フェスティバルに大勢の観衆を集めたことで一躍名声が高まった。
ガーディアン紙とのインタビューでは「誰かを支持しなければというプレッシャーは感じていない」と語りつつも、自分にとって最重要なのはトランスジェンダーの権利だと説明。「生まれた時から同じ性別で暮らしている人がトランスジェンダーのために決定を下すことはできない」と述べていた。
ローンさんは今年ホワイトハウスで行われた性的少数者の権利を啓発するイベントでの公演を断っていたこともあり、この受け答えに反発の声が上がった。ローンさんはローリング・ストーン誌に今月掲載された別のインタビューで、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘を巡るホワイトハウスの立場を理由に公演を断ったことを明らかにしていた。
ただ、今週TikTokに投稿した2本の動画で、ローンさんは大統領選を巡る一連の発言について釈明。23日に投稿した動画では「もし私の公演に来てくれる人、フルインタビューを読んでくれる人、私や私の信条について少しでも知っている人がいれば、これがリップサービスでも美徳の誇示でもないことが分かるはず。行動は言葉や支持表明よりも大きな意味を持つ」と述べ、トランプ氏に投票しない考えを断言した。