ドジャースの優勝パレード、大谷選手の愛犬デコピンが人気さらう
(CNN) 米大リーグのワールドシリーズを制覇したドジャースが1日、地元ロサンゼルスの中心部で36年ぶりの優勝パレードを行い、同チームのスーパースター、大谷翔平選手の愛犬デコピンが人気をさらった。
沿道には約25万人のファンが詰めかけ、選手たちの乗った2階建てバスに声援を送った。
大谷選手はデコピンを抱いて参加。デコピンは同選手と同じ背番号「17」のユニホームを着け、首からパレード参加者用のパスを下げていた。その後、ファンの子どもたちになでられ、おとなしく立っている姿もみられた。
パレードがドジャース・スタジアムに到着すると、大谷選手はスタジアムに集まった約4万2000人のファンを前に、英語で「とても特別な瞬間。ここにいること、このチームの一員であることを、とても光栄に思う。おめでとう、ロサンゼルス。ありがとう、ファンの皆さん」とあいさつ。その後ろでチームメートたちから歓声が上がった。
ドジャースは前回パレードした1988年に続き、2020年にも優勝を果たしたが、この時はコロナ禍で祝賀行事が中止されていた。
街を挙げてのイベントとなった今回のパレードでは、選手たちの姿をひと目見ようとフェンスや信号によじ登るファンもいた。
ファンに感謝を伝えるフレディ・フリーマン選手/Mark J. Terrill/AP
スタジアムのステージには、ワールドシリーズMVPを獲得したフレディ・フリーマン選手も登場し、ひときわ大きな歓声を浴びた。
フリーマン選手は今年7月、ギラン・バレー症候群と診断された息子のサポートのために一時チームを離脱。8月に復帰したが、足首の故障を抱えた状態でワールドシリーズを迎えることになった。スピーチでは「ここに立つためにできる限りのことをやった。やってよかった」と語った。