フェイスブック、暴力映像の掲載巡り二転三転

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ニューヨーク(CNNMoney) 暴力的なコンテンツの掲載を認めるかどうかの判断をめぐり、交流サイト大手フェイスブックの対応が二転三転している。

フェイスブックは今年5月、頭部を切断される女性の映像がサイト内で出回ったことを受け、凄惨な場面を含む写真やビデオなどの掲載を一時的に禁止する措置を取った。

しかしこの措置が最近になって解除され、問題のビデオが再び掲載されていたことが英BBCの報道で判明。フェイスブックも21日の時点でこの方針を確認していた。

それからわずか24時間後、問題のビデオは再び削除された。ただ、フェイスブックは暴力的なコンテンツの掲載について明確な基準は示していない。頭部切断のビデオについては、動揺を生じさせたことを削除の理由とする一方、今後は個々のケースについて判断するとした。

投稿者が暴力を「非難」している限り、ビデオなどの投稿は認めるが、「残酷な快楽、または暴力賛美」の目的で共有しているとみなした場合は削除するという。フェイスブックは重要な問題についての啓発の目的でも使われており、そのためには暴力的な映像を伴う場合もあると説明している。

フェイスブックはこれまでにも、例えば母親の授乳シーンは掲載が認められる場合と認められない場合があるなど、あいまいな基準を巡って非難されてきた。暴力シーンについてもケースバイケースの判断を持ち込むことで、そうした論議にさらに火が付くことになりそうだ。

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