アリゾナにスマートシティ建設へ、ゲイツ氏の系列ベンチャー
アルファベット傘下で都市計画を手掛けるサイドウォークラボは先月、カナダのトロント近郊で予定する地区開発の計画、試験段階の費用として5000万ドルの投資を発表した。
21世紀のモデル地区として汚染削減、通勤時間の短縮、交通の安全性向上などを図る。交通手段は電気自動車の共用システムや徒歩、自転車を中心とし、商業、産業施設と住宅が混在する柔軟な区域設定を目指す。
この発表があった翌週には、サウジアラビアが5000億ドル規模という巨大な未来都市構想を発表した。
アリゾナの構想は、この地域で予定される幹線道路の延長でさらに勢い付くことが期待される。ただしベルモント・パートナーズの報道担当者は、CNNとのインタビューで先を急いではいないと語り、「これはとても長い目で見た、忍耐を要する投資だ」と強調した。