ツイッター、CESに対抗しイベント開催へ 基調講演は女性のみ
サンフランシスコ(CNNMoney) 米ツイッターは11日、世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」に対抗するイベントを来年1月に開き、基調講演には全員女性が登壇すると発表した。
CESを巡っては、男性しか登場しない基調講演が以前から批判の的になっていた。
これに対してツイッターが主催する対抗イベント「#HereWeAre」では、ゼネラル・エレクトリック(GE)のマーケティング責任者リンダ・ボフ氏、多様な女性向けのプログラミング講座を推進する「ブラック・ガールズ・コード」創設者のキンバリー・ブライアント氏、コムキャストの上級副社長マーナ・ソトー氏といった女性が基調講演を行う。
毎年米ラスベガスで開かれるCESは、18万人以上の参加者を集める。しかし今年も基調講演に登場する6人は全員が男性。その顔ぶれを批判された主催者は、ブログの中で、「残念ながら、こうした立場の女性となると、選択肢は限られる。我々もあなた方と同じ痛みを感じ、悩んでいる。ハイテク業界、そして全業界が、もっとうまくやらなければならない」と訴えていた。
ツイッターのイベントは、同社の最高マーケティング責任者で人事部門トップのレスリー・バーランド氏が中心となって企画した。司会も同氏が務める。1月10日に開かれるイベントの様子は生中継を予定している。
ツイッターはCESのスポンサーでもあり、CESの担当者はツイッターとの間で今回のイベントについて計画段階から打ち合わせを行っていたと説明。CNNの取材に対し、「メンバー企業がハイテク業界の女性を支援し、女性リーダーの講演を主催することにワクワクしている。我々の基調講演の顔ぶれについてはまだ最終調整中で、数日中に発表を行う」と話している。