韓国の仮想通貨交換所、35億円の盗難被害を発表
香港(CNNMoney) 韓国の大手仮想通貨交換所ビッサムは20日、350億ウォン(約34億6000万円)相当の仮想通貨が盗まれる被害があったことを明らかにした。
ビッサムはウェブサイト上に、調査が完了するまでの間は入出金を全て停止するとの通知を掲載した。盗みの手口や通貨の内訳は公表していない。
損失分は同社が補てんし、顧客の資産は全て安全に保管する措置を取ったという。
仮想通貨交換所の取引高を追跡している業界サイトによると、ビッサムは世界6位の規模。盗難の報道を受け、ビットコインの価格は約2%下落した。
韓国では昨年から仮想通貨の取引が急増し、世界トップクラスの地位を築いているが、先週は別の大手交換所コインレイルがハッキングを受け、保有する仮想通貨の約3割を盗まれた。
日本の仮想通貨交換所コインチェックでは1月、580億円相当の仮想通貨が盗まれた。昨年1年間に、同様の被害を受けた2つの仮想通貨交換所が破綻している。