米同時多発テロの報道記録、「フラッシュ」終了で閲覧できず ネットの進化が追い打ちに

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「フラッシュ」のサポート終了を伝えるページ/CNN

「フラッシュ」のサポート終了を伝えるページ/CNN

アドビは声明を発表し、「フラッシュのプラグインはブラウザーで読み込むことができず、古いウェブページは再生できなくなった。我々は9・11の恐ろしい出来事を目の当たりにし、報道機関があの悲劇の日のことを描写し、伝える上でフラッシュが果たした重要な役割を認識している」とコメントした。

韓国サムスン傘下のソフトウェア「ハーマン」もアドビと組んで、フラッシュを使ったコンテンツの保全を支援している。

中には自らフラッシュのコンテンツを復活させた報道機関もある。USAトゥデー紙は、9・11から1年後の記事の一部を再公開し、フラッシュを使った双方向コンテンツもその中に含めた。

ニューヨーク・タイムズ紙は、ラッフルを使って古いフラッシュの双方向コンテンツを復元した。「いずれはフラッシュの双方向コンテンツ全てを読者に経験してもらえるようにしたい」としている。

ただ、全てのメディア企業が過去のコンテンツをそれほど重視しているわけではない。「ニュース会社はまさにこの瞬間と明日のビジネスを展開している」「我々は図書館ではない」とパチェコ教授は指摘した。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「米国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]