米ツイッター、認証マークの削除に着手 芸能人や著名人も
ニューヨーク(CNN) イーロン・マスク氏傘下の米ツイッターは20日、有料サービスに加入していないユーザーのアカウントから、青い認証マークを削除する措置に乗り出した。ジャーナリスト、学者、著名人などのアカウントから認証マークが消滅している。
青い認証マークはキム・カーダシアンやビヨンセといった芸能人のほか、ビル・ゲイツ氏、ローマ教皇フランシスコ、ドナルド・トランプ前米大統領、ツイッター創業者のジャック・ドーシー氏といった著名人のアカウントからも消えた。
米移民局(USCIS)や一部の州の税関・国境警備局事務所など、一部政府機関の公式アカウントも青い認証マークを失った。今のところ、ツイッターが政府機関に付与している灰色の認証マークも表示されていない。
中には認証マークが消えた後に復活するアカウントもあるなど、変更に伴う混乱もみられる。少なくとも第一段階では青いマークを失っていない著名認証アカウントもある。
これでツイッター上のなりすましの危険や、投稿された情報の信ぴょう性をめぐる混乱は一層増大する見通しだ。
米移民局は20日、「認証マークは失いましたが、これはUSCISの公式アカウントです」「なりすましアカウントに注意してください」とツイートした。
これを機に、なりすましの危険にさらされる著名人がツイッターを離れる可能性もある。一部のユーザーは認証マークが消えた直後、ツイッターをやめると宣言し始めた。
マスク氏は先に、青い認証マークを維持するためには月額8ドルの有料サービス「ツイッター・ブルー」に加入する必要があると説明していた。