宗教建築を改装した世界のユニークホテル9選
ラトナ・リング静養所(カリフォルニア州ソノマ郡)
レトナ・リング仏教静養所は、カリフォルニア州北部ソノマ郡の太平洋岸からわずか数マイルの距離にあり、アメリカスギの森林に覆われた尾根にひっそりと建っている。ここは修道院ではないが、チベット仏教ニンマ派の伝統を守っている。仏教徒以外の人も利用可能だが、食事はすべて精進料理だ。また印刷機を備えており、古代チベットの製本技術も学べる。ここはゴールデン・ゲート・ブリッジから車で約2時間半の距離にあり、日帰りも可能だが、泊まりがけで行くのがお勧めだ。
パークホールカントリーハウス(クラクトン・オン・シー・イギリス)
広い庭と農地に囲まれたこのホテルの建物は、1360年に修道院として建てられたが、建物が立っている土地の歴史はさらに1016年までさかのぼる。建物の改装の過程で、複数の見せ掛けの壁が見つかり、そこから中世に描かれた多くの絵画が発見された。
同ホテルは、ロンドン中心部から車で約1時間半、エセックスの海岸からわずか数分の距離にある。ホテルは骨董品であふれるメインの建物の他に、コテージも備えている。
ホテル・クロースターブロイ(オーストリア・チロル州ゼーフェルド)
部屋数100室の五つ星ホテル、ホテル・クロースターブロイの一部は、450年以上前に修道院として建てられた。ゼーフェルドは、インスブルック空港から約30分の距離にある、オーストリアで最も人気のあるリゾート地の1つだ。敷地内には広大な精神療養スパがある。また近所にはテニスやゴルフができる施設があり、徒歩5分の距離にスキー場もある。