ブダペストのおすすめコーヒーハウス10選
(CNN) ハンガリー・ブタペスト市民の生活に欠かせないコーヒー。現地では最近、「リストレット」と「コルタード」の違いが分かるバリスタたちがしのぎを削るコーヒー・バーの新しい波が押し寄せている。
コーヒーはブタペスト市民の生活に常に中心的役割を果たしてきた。共産主義時代、しかめ面のウエートレスが運んでくる小さなカップに入った濃厚で、苦みのあるコーヒーは、1日のスタートに欠かせなかった。今もその重要性は変わっていないが、最近、「手作り」「クラフト」を意味する「kezmuves」という言葉が流行っているという。
この新しいクラフトコーヒー・バーには、有能なスタッフ(能力を証明するための証明書がある)、洗練された店のデザイン、慎重に選ばれた原料という3つの要素がある。
ブダペストでは、クラフトコーヒーは「第3の波」と呼ばれる。これは、適切に調達された豆をより小さなスケールの上で炒ることにより、イタリアのコーヒー豆よりも薄く、苦みの少ない味にすることを意味する。
「このニューウェーブコーヒーは、かんきつ類のような香りのアフリカ産の豆や、チョコレートのような風味のブラジル産の豆のような、コーヒー豆本来の味わいが体験できる」と語るのは、クラフトコーヒー・バー「マダル」のマスター、ピーター・レプカ氏だ。
確かにこのニューウェーブ・コーヒーには興味をそそられるが、ブダペストでは昔ながらのコーヒーハウスと新しいスタイルのコーヒーハウスがしのぎを削っている。
そこで今回は、ニューウェーブ・コーヒーが味わえる5店と、オールドウェーブ(昔ながらの)コーヒーが味わえる5店の計10店を紹介する。