地球にいながら「別世界」を堪能 世界の観光地9選
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の推計によると、太陽に似た恒星を周回する地球サイズの惑星の数は銀河系だけで10億に上る。
ロシア人実業家ユーリ・ミルナー氏は、iPhoneほどの大きさの人工衛星を開発し、その衛星群を地球から最も近い恒星系ケンタウルス座アルファ星(アルファ・ケンタウリ)に送り込む計画を発表した。しかし、そのような計画が実現するのは早くても今から数十年後だ。
一方、科学者らは地球上のさまざまな場所で、月や火星探査などのミッションで使用する新技術のテストを行っている。そして、それらの場所はその気になれば誰でも訪れることのできる場所だ。
そこで今回は、地球上で宇宙科学の研究・調査が行われている場所や、「別世界はきっとこんな感じだろう」と思わせる見事な地形や景観を有する場所を紹介する。
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シャマレル(モーリシャス)
モーリシャスといえば白い砂浜で有名だが、島の南西部の隅に隠れるようにして七色のしま模様の小さな砂丘がある。
この砂丘の砂は、今も科学的に謎のままだ。
火山岩が長い時間をかけて細かく砕け散り、他の物質と結合することにより赤、茶、バイオレット、緑、青、紫、黄の7色の砂になった。
不思議なことに、この砂丘は熱帯性の激しい雨が降っても崩れる様子はなく、また砂が混ざり合っても必ず元の7色のしま模様に戻るという。