「世界唯一の炭素中立」宇宙船、最新版の予想図を公開
スペース・パースペクティブは2024年末までに、最大8人のグループを乗せた6時間のツアー催行を目指す。当初は24年初めにスタートする予定だったが延期された。
宇宙船は米フロリダ州にある米航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センター近郊の製造施設で製造されている/Space Perspective
地球の重力圏からは飛び出さないため、乗客は特別な訓練を受ける必要がなく、飛行中もカプセル内を歩き回ることができる。搭乗時も旅客機並みの簡単な手続きで済むという。上昇と下降にそれぞれ2時間かかり、残る2時間は上空でゆっくりと景色を楽しむ。着水後は船で陸まで戻る。
船内は無線LAN(WiFi)がつながり、旅の様子を地上にストリーミング配信することもできる。
無線LAN(WiFi)がつながり、ストリーミング配信ができる/Space Perspective
チケットは1人12万5000ドル(約1700万円)と決して安くはないが、すでに900枚近くが売れ、現在は25年以降の予約を受け付けている。
前払いの1000ドルは全額返金可能、暗号通貨での支払いも受け付けるという。