世界最大の双発プライベートジェット向け超豪華内装、その驚きの中身とは

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ドバイ航空ショーでこのほど、独ルフトハンザ・テクニックが手掛ける新コンセプトのキャビンデザイン「CelestialSTAR」がお披露目された/Lufthansa-Technik
写真特集:世界最大の双発プライベートジェット、豪華内装のイメージ公開

ドバイ航空ショーでこのほど、独ルフトハンザ・テクニックが手掛ける新コンセプトのキャビンデザイン「CelestialSTAR」がお披露目された/Lufthansa-Technik

(CNN) 想像してみてほしい。飛行機に乗り込むと、中にキングサイズのベッドが置かれたプライベートベッドルームや、これまで飛行機に搭載された中で最大のレイン/マッサージシャワーを備えたバスルームがあり、このバスルームと寝室を組み合わせれば、完全なプライバシーが確保されたプライベートリトリートが完成する。

これがドイツの航空機整備大手ルフトハンザ・テクニックが発表した、ビジネスジェット「BBJ 777―9」向けの新しいキャビンデザイン「CelestialSTAR」のイメージだ。

BBJ 777―9は、ボーイングの新しい広胴型旅客機「777X」のプライベートジェット版で、CelestialSTARは、343平方メートルという777Xの広大なキャビンを最大限に活用したデザインになっている。

またボーイングによると、BBJ 777―9は最大22時間の連続飛行が可能で、たとえどれだけ距離が離れていても、世界の二つの都市をストップオーバー(乗継地での24時間以上の滞在)なしで結ぶことができるという。

しかし、航空機とこの特注の内装を合わせた価格は軽く50億ドル(約7200億円)を超えてしまうため、これはごく限られた超富裕層のみが購入可能なぜいたく品になるだろう。

ドイツのフラッグキャリア、ルフトハンザ航空の保守・整備部門であるルフトハンザ・テクニックも、11月の「ドバイ・エアショー」で発表したこの「CelestialSTAR」は、中東の王室が主なターゲットだとしている。

そのため、CelestialSTARには中東の文化遺産の伝統的な模様や影響が取り入れられている。

「中東の雰囲気と、大変モダンでおしゃれなデザインを組み合わせた」とルフトハンザ・テクニックのセールスディレクター、ハサン・ガシム氏は説明する。

その他の特徴として、ベッドルームとバスルームの隣に配置された「ワーク・アンド・バランス」エリアが挙げられる。このエリアには、回転したり、前後にスライドする複数のシートがあり、乗客は大きなデスクの周りで使用するだけでなく、部屋の端に設置されているディバン(長いす)の方に回転させたり、移動させることにより、複数人での会話やミーティングにも利用可能だ。

またこの部屋の壁には「台形のくぼみ」があり、何かを展示・陳列する際に使用できるが、使っていない時は閉じて、壁の中に隠すこともできる。

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