中国の観光名所、綿とベッドシーツで「雪化粧」 批判受け謝罪
スノービレッジは声明で、「『雪景色』の雰囲気を演出するため、観光名所の村が雪に見せる綿を購入した。だが期待した効果は得られず、訪問した観光客に悪い印象を残した」と説明。満足できなかった訪問客には返金するとも言い添えた。
あるスタッフは環球時報の取材に「例年通りなら、冬は降雪がある。このため事前に写真撮影の準備を整え、雪が降るのを待っていた」「ただ、今年は天候が味方せず、雪が降らなかった」としている。
政府機関によると、昨年は中国の観測史上、最も暖かい年となった。成都の1月の平均気温は例年3~10度ほど。
世界に目を向けると、雪に依存する多くの観光名所が気候変動による気温上昇に苦慮している。
2022年に北京が冬季五輪を主催した際には、気候変動の影響でほぼ100%、人工雪に頼らざるを得なかった。