第2回討論会への地ならし終了、「果実」手にするのは 米大統領選

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CNNと世論調査機関ORCが討論会後に発表した調査によれば、討論会を視聴した有権者の48%がライアン氏勝利、44%がバイデン氏勝利。これは統計上の誤差の範囲内で、互角の争いだったことが見て取れる。計3回行われる1回目の大統領討論会は、ロムニー氏の圧勝に終わっていた。

両候補とも所期の目的は果たせたとの見方が多い。バイデン副大統領が、1回目の討論会でのオバマ大統領の失敗により勢いを失っていたであろう民主党陣営を再度勢いづけることが出来たとの声も出ている。

ただし一部では、オバマ大統領があと4年間大統領を務める資格があるとの主張においては成功したとは言えず、それは、次回の討論会でのオバマ大統領の役割となったとの指摘もある。

CNNの政治アナリストなどを務めるロン・ブラウンスタイン氏は、経済問題を中心に、オバマ大統領の2期目が米国にとってどんな意味があるのかを明確に出来ていないことが大きな問題だと指摘している。

一方でライアン氏は、1回目の討論会以降のロムニー氏の勢いに乗り、ロムニー氏のさらなる進撃を手助けできたと見られている。

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