米政府、リビア領事館襲撃直後にイスラム過激派による犯行声明を認知か
ホワイトハウスの関係者2人は匿名を条件に、この電子メールについて、諜報活動による情報ではないと指摘。「これは、事件当日に受け取った数多くの様々な報告の一部だ。どの事件も最初の数時間は、大量の矛盾した報告があがってくる」として、事件当時アンサール・シャリアの関与について矛盾する情報があったと説明した。
クリントン国務長官は24日、独立した委員会による調査が進んでいると言明。「ある特定の文書を取り上げるのでなく、全体を見渡して調査を進めている。このような方法が、今回のような複雑な事件では適切だ」として、調査が完了するまで待つように報道陣に語った。
事件後、米政府の事件に対する見解は迷走した。事件翌日、オバマ大統領は襲撃を「テロ事件」と表現したが、クリントン国務長官や国務省のヌーランド報道官、ライス国連大使は、イスラム教の預言者ムハンマドを冒とくしたとされる米映画への反感がきっかけとなったとの見方を示していた。