米政府、リビア領事館襲撃直後にイスラム過激派による犯行声明を認知か
ワシントン(CNN) リビアのベンガジで9月11日に米領事館が襲撃され大使ら4人が死亡した事件で、事件直後にイスラム過激派組織が犯行声明を出したとの情報が、米国務省職員からホワイトハウスなどに電子メールで送られていたことが、CNNが入手した資料から分かった。同事件に対する政府の見解は事件後に修正を繰り返し、対応が批判にさらされている。
CNNが入手したのは、国務省職員のアカウントから送られた電子メールのコピー。これによると、領事館襲撃を知らせる第1報が届いた約2時間後に、「(イスラム過激派組織の)アンサール・シャリアがベンガジ襲撃の犯行声明を発表」と題したメールが送信された。メール本文には「トリポリの米大使館は、このグループがフェイスブックとツイッター上で犯行声明を出し、またトリポリの大使館への攻撃を呼びかけていると報告している」との記載があった。
アンサール・シャリアは翌日記者会見を開き、犯行を否定した。