消防士など35人死亡、町全体に被害 米肥料工場爆発
地元市長は「まるで核爆弾が爆発したようだ」と衝撃を隠さない。工場のほか、近くにある老人ホームや集合住宅などで生存者を探す作業が続けられているといい、負傷者の数はさらに増えるかもしれないと語った。
老人ホームに入居していた133人を含め、町の住民は約半数が避難したという。
米地質調査所によると、この爆発でマグニチュード(M)2.1の揺れを観測し、約80キロ離れた場所でも揺れを感じた。テキサス州知事はマクレナン郡を災害地域に指定した。
18日午後現在、爆発が起きた原因は分かっておらず、連邦当局や州の消防当局が専門家を派遣して原因究明に当たっている。警察は事件性を示す痕跡はないとしながらも、その可能性は排除していないとした。
米情報当局者はCNNの取材に対し、現時点でテロとの関連をうかがわせる痕跡はないと話している。米連邦航空局(FAA)は、ウエスト上空の飛行を制限した。