シリアでサリン使用の可能性、米政府

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
がれきの中を移動する反体制派の兵士

がれきの中を移動する反体制派の兵士

米政府は引き続き情報収集を続ける一方で、国連による徹底調査を求めている。発表を受けて与野党双方の議員からは、米国が行動を起こす必要があると訴える声が相次いだ。

米国務省のベントレル報道官は、同盟国と連携して事実関係の確認に当たっていると述べ、今回の情報分析の結果は「我々が必要とする最終的な裏付けのある事実」には当たらないと指摘。「事態の深刻さに照らして、可能な限り最高レベルの確信が必要だ」と強調した。

ベントレル報道官によれば、国連の調査団が現地入りする準備は整っているが、アサド政権が抵抗している状況だという。

英外務省も25日、シリアでサリンが使われたことを示す「限定的ながら説得力のある」証拠を手にしたと発表。アサド大統領に対し、国際調査団による調査を認めるよう要求した。

シリア反体制派でつくる「自由シリア軍」の幹部はCNNの取材に対して24日、同国政府がホムズやアレッポ、首都ダマスカス郊外のオタイバなどで化学兵器を使ったと話した。被害に遭ったとされる人を医師に診察させ、土壌と血液のサンプルを採取したといい、「サンプルを検査した結果、政権が化学兵器を使ったことがはっきりした」としている。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「USA」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]