ボストン爆破テロの被告、無罪を主張
ボストン(CNN) ボストン・マラソンの爆破テロ事件で殺人などの罪に問われたジョハル・ツァルナエフ被告の罪状認否が10日に米ボストンの連邦裁判所で行われ、ツァルナエフ被告(19)は起訴内容について無罪を主張した。
起訴状などによると、ツァルナエフ被告は4月15日にボストン・マラソンのゴール付近で2個の爆弾を爆発させ、3人を殺害、200人以上を負傷させた。その3日後には逃走中にマサチューセッツ工科大学の警察官を殺害したとされる。
検察側は一連の事件に関連して、ツァルナエフ被告を殺人や傷害のほか、大量破壊兵器使用や火器使用など30件の罪で起訴した。共犯者とされる兄のタメルラン容疑者は逃走中に死亡した。
検察側によると、公判は3~4カ月に及ぶ見通しで、80~100人の証人申請を予定している。検察側が死刑を求刑する可能性もある。