路上で車狙う銃撃が1カ月で13件 警戒強まる 米ミズーリ州
(CNN) 米中西部ミズーリ州カンザスシティーの警察は10日までに、同市周辺の主要高速道路や路上で過去1カ月間、車両を狙った計13件の銃撃事件が発生しているとし、ドライバーに警戒を呼び掛けた。
無差別の狙撃事件の可能性もある。
地元警察の報道発表文によると、銃撃は今月6日から起きていない。ただ、3月8日以降では3人が撃たれている。致命傷のけがを負った被害者はいない。
被害を受けた車両の大半は運転手席もしくは助手席のドアに銃弾を浴びていた。
13件のうち10件はカンザスシティーで、残りの3件は近郊のブルースプリングスなどで発生した。
類似の被害報告もあり、一連の事件と関係があるのかを警察が調べている。13件の事件で目撃者の証言内容などは不明。警察は少なくとも複数の銃撃事件に関連性があるとみている。
犯行の大半が起きた地域では巡回を増やすなどの対策を講じている。
地元のCNN系列局KCTVによると、一部のドライバーは今回の銃撃事件に神経をとがらせており、夜間には通常とは異なる道路を利用する例も出ている。