米、シリア空爆の公算強まる 「イスラム国」拠点を対象

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オバマ大統領、米在郷軍人会の講演で演説

(CNN) シリアとイラクで勢力を広げるイスラム過激派「イスラム国(IS)」掃討のため、米軍がシリアを空爆する公算が強まっている。

米国は今月初め、イラクに派遣した軍事顧問団の保護などを理由に同国内のIS拠点に対する空爆を開始したが、シリア領内の拠点への空爆には踏み切っていない。米国家安全保障会議(NSC)のヘイデン報道官は25日、「大統領は現時点でまだ、軍事行動の拡大について決定を下していない。しかし国民を守るという中心的な任務において、我々の選択肢が地理的境界によって制限されることはない」と語った。

複数の米当局者がCNNに語ったところでは、オバマ大統領はシリア上空の偵察飛行を承認し、米軍や情報機関はシリア国内にあるISの拠点などについて情報収集を進めている。

国防総省のカービー報道官は同日、一般論として、シリアでの作戦実行のためには「できるだけ地形を観察し、状況を把握しておくことが望ましい」と語った。

問題は、ISが直接的な脅威になっているという主張が通用するか、さらには国内外の支持を得られるかどうかにある。

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