ボストンマラソンのゴールラインを雪かき、男性に賞賛の声
(CNN) 例年にない大雪に見舞われた米北東部ボストンで、ボストン・マラソンのゴールラインに積もった雪をきれいに掃除した男性が話題になっている。
雪が取り除かれたゴールラインと黒っぽい服を着た男性の写真を最初にインターネットに投稿したのはフィリップ・ヒルマンさん。ヒルマンさんは吹雪のなか通勤するのを避けるため、ゴール近くのホテルに泊まっていた。
ゴールラインを雪かきしている人がいるのに気づいたのは27日午後。CNNに対しヒルマンさんは、誰かがわざわざ時間を割いてゴールラインを掃除したことを、ボストンっ子として誇らしく感じたと語った。
Love that Dirty Frozen Water #Boston #bostonblizzard #BostonStrong pic.twitter.com/BDaI2m1z0C
— Philip L. Hillman (@PhillyIdol1017) 2015, 1月 27
次にネットで公開された写真には、雪かきをしている最中の男性の背中が映っている。撮影したケルシー・カーコスさんによれば、ゴールラインの場所を探していたらこの男性が力を貸してくれたという。「吹雪のなか、ボストン魂をもつすばらしい人だった」
ネット上ではこの雪かきをした男性が何者かに関心が集まった。ボストン警察もツイッターとフェイスブックでこの男性の身元に関する情報を求めた。
その後、この男性は近くのレストランで働くバーテンダーのクリス・ローダニさんだと判明。「アメリカのヒーローだ」と賞賛する声も上がっている。
ローダニさんはCNNの系列局WCVBに対し、「(ゴールラインは)自分にとっても町にとっても特別なものだから、雪に覆われたままにしておくわけにはいかないと思った」と語っている。