アフガン駐留米軍司令官、撤退計画の見直しを提言
キャンベル司令官によれば、ISISはこの1年間にメンバーの勧誘を強化し、戦闘能力を拡大してきた。アフガンで活動するメンバーは現在、1000~3000人に上っているとみられる。反政府武装勢力タリバーンのメンバーがISISに鞍(くら)替えするケースも相次いでいるという。
キャンベル氏は証言の冒頭で、アフガン北部クンドゥズで国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」の病院が誤爆された問題にも言及した。
病院付近のアフガン部隊から支援要請を受け、米軍の指揮系統内で空爆を決断したと説明。アフガン市民の命を守るために特別な注意を払ったと述べ、「病院を故意に攻撃することはあり得ない」と強調した。
病院への空爆をめぐっては、カーター米国防長官も6日、「悲劇的な出来事」に「深い遺憾の意」を表明し、事実関係の徹底調査を約束した。調査は1カ月以内に完了するという。