「警察の不当な扱い」、黒人の5人に1人が経験 CNN調査

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米国社会で人種差別は大きな問題との認識を持つ米国人が全体の49%に

米国社会で人種差別は大きな問題との認識を持つ米国人が全体の49%に

丸腰の黒人が警官に暴行されたり殺害されたりする事件は、米各地で後を絶たない。そうした事件に関して「警官が罪に問われるかどうかの判断は、その警官の人種に左右される」という回答が黒人では70%に上ったのに対し、白人では35%にとどまった。

また、検察官の人種も判断に大きな影響を及ぼすと答えたのは、黒人の58%、白人では25%だった。

こうした事件を受けて抗議デモが相次いだ原因については、黒人(84%)、白人(67%)とも、「黒人に対する警官の対応が怒りを招いた」との見方を示している。

「警察や裁判所で白人とマイノリティー層が平等に扱われるようにする責任は連邦政府にある」と答えた黒人は89%、白人は66%だった。

「現在の米国社会で人種差別は大きな問題」という認識を持つ米国人は全体の49%を占め、2011年の28%に比べて急増。大規模な人種差別反対運動「ミリオンマン・マーチ」が行われた1995年の41%をも上回った。

今回の調査は8月25日~10月3日にかけ、全米で無作為に抽出した成人1951人(うち黒人501人、ヒスパニック系500人)を対象に実施した。

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