対ISIS戦の地上部隊派遣、過半数が支持 米世論調査で初
ワシントン(CNN) 米CNNとORCが米国の成人を対象に実施した世論調査で初めて、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の掃討に向けた米軍地上部隊の派遣を支持するという回答が過半数に達した。
調査は11月27日~12月1日にかけて全米の1020人を対象に電話で実施。53%が「米国はISIS掃討のため、イラクやシリアに地上部隊を派遣すべき」と回答した。
オバマ大統領の対テロ政策については6割が評価しないと回答。米軍のこれまでの対応では不十分だとする回答は68%に上った。
「イラクとシリアでの米軍の作戦はうまくいっていない」という回答は60%を占めたものの、10月の67%に比べると減少した。
シリアからの難民の受け入れについては、「受け入れるべき」は38%にとどまり、61%が「受け入れるべきではない」と回答。支持政党別に見ると、受け入れ容認派は民主党支持層の60%に対し、共和党支持層は17%と大きな開きがあった。
地上部隊の派遣に賛成すると答えたのは民主党支持層では36%、共和党支持層は69%だった。