米国人のISIS戦闘員が投降か、クルド人部隊が拘束
(CNN) イラク北部クルド人自治区の当局者によると、同国で過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に加わっていたとみられる米国人男性が投降し、自治政府当局に身柄を拘束された。自治政府の当局者が14日、CNNに語った。
匿名の米国務省当局者も、この男性はISIS戦闘員だったとする情報があると述べた。
米当局者の話によると、男はISIS支配地域から北部シンジャル近郊の町に現れ、クルド人部隊に徒歩で近付いた。隊員らは当初、自爆犯かもしれないと判断して数発発砲したが、男は投降の意思を示したという。
本人は投降の瞬間を撮ったとみられるビデオで、父がパレスチナ人、母はイラク人だが自分は米国籍だと説明している。
クルド人自治政府の治安委員会が詳しく調べている。米国務省もイラク、クルド人自治区の両当局と連絡を取りながら、情報の真偽を確認しているという。