「党大会まで」 米民主サンダース氏、選挙戦の継続言明
全州の予備選、党員集会が終了する時点でクリントン氏が必要な一般代議員数に到達することはないとの見方を示した。そのうえで、勝負は党大会での決選投票に持ち込まれ、特別代議員が鍵を握ることになるだろうと述べた。
ただ一方では「300人の特別代議員を明日鞍替えさせると言っているわけではない」と語り、逆転までの道が遠いことを認めた。
サンダース氏は同日夜の集会でも党大会まで戦い続けると繰り返し、共和党候補に確定している実業家ドナルド・トランプ氏との本選に勝てるかと問う世論調査では「我々への期待がほぼ全ての州でクリントン氏をはるかに上回っている」と強調した。
民主党の指名争いでは4日に開かれた米領バージン諸島の党員集会をクリントン氏が制した。5日には米自治領プエルトリコ、7日にはカリフォルニアなど6州で予備選が実施され、14日の首都ワシントンが最終戦となる。サンダース氏は指名争いの仕組み自体をめぐり、党全国委員会に強い不満を示している。