ロシア介入、オバマ氏は知りつつ「対応せず」 トランプ氏が批判
ワシントンポストが40人近い前政権高官らに取材したところによれば、オバマ氏が当時、ロシアに対して強硬な態度を示した場合、大統領選の民主党候補、クリントン氏に肩入れしているとの印象を与える恐れがあった。オバマ氏は、そのような批判を避けつつロシアに対抗するという難しい選択を強いられたとみられる。
一方、オバマ氏の大統領次席補佐官を務めていたブリンケン氏は23日、CNNの番組で、前政権はロシアの介入を阻止するために多大な努力を重ねたと反論した。
同氏によれば、オバマ氏が昨年9月、中国で開催された20カ国・地域(G20)首脳会合の場でプーチン氏に直接強く警告した後、ロシアの介入活動はなくなった。ただ、その時点ですでに選挙への影響は避けられない状況だったとされる。