トランプ政権を「楽観視」、43%に減少 米世論調査
ワシントン(CNN) 誕生から半年以上が経過したトランプ米政権について、楽観視している有権者の割合が43%となり、大統領選直後の約60%から落ち込みを見せていることが7日までに分かった。米キニピアック大が調査結果を明らかにした。これまで政権を支持してきた層でも、トランプ氏に対する見方は厳しくなりつつある。
昨年11月に行われた大統領選でトランプ氏が勝利した際にトランプ政権について楽観視していると答えた人の割合は約60%。これが、今年3月には52%に減少していた。
さらに、登録有権者の53%が、向こう数年のトランプ政権について悲観的に捉えているという。
これまで政権を支持してきた層でも、トランプ氏に対する見方は悪化している。
大学を卒業していない白人の層を見ると、トランプ政権を楽観視する割合は昨年11月の時点で74%だったが、これが51%にまで減少した。こうした層は、ミシガン州やペンシルベニア州といった「ラストベルト(さびついた地帯)」でのトランプ氏の勝利に貢献していた。
白人の中では、トランプ政権を楽観視する人の割合は64%から45%に減少している。特に今では、女性の約60%がトランプ政権について悲観的にみている。