トランプ氏、下院補選候補に応援演説 「楽勝のはず」
(CNN) トランプ米大統領は10日、東部ペンシルベニア州を訪れ、同州で13日に実施される下院補選の共和党候補、リック・サッコーン氏の集会で1時間15分にわたって応援演説した。
ペンシルベニアは大統領選で、トランプ氏が民主党候補のヒラリー・クリントン氏に20%の大差をつけて圧勝した州。トランプ氏は演説で、サッコーン氏も「楽勝するはずだ」と強調し、「プレッシャーをかけたくはないが」「全世界が見ている。非常に重要な選挙だ」などと語った。
補選の民主党候補で33歳の若手、コナー・ラム氏については「良いルックスだが私のほうが勝っていると思う。それに私よりほんの少し若いだけだ」などと語った。
ただ世論調査では、ラム氏とサッコーン氏の接戦となることが予想されている。
トランプ氏は演説の中で、ペンシルベニア州の主要産品である鉄鋼に新たな輸入関税をかけると決めた成果を強調。また、麻薬密売業者を死刑にするべきだという主張を改めて展開した。
2020年大統領選にも言及し、自身のスローガンを「米国を再び偉大に」から「米国をこのまま偉大に」へ変更すると表明した。大統領選への出馬が一時取りざたされた人気司会者、オプラ・ウィンフリーさんを相手に戦って倒したいとも語った。
北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党書記長との直接会談については「何が起きるか、起きないかは分からない」「私は早々に退席するかもしれないが、話し合った結果、北朝鮮自体を含めた世界中の国にとって最高の合意に達するかもしれない。そうなればいいと思う」と述べた。