米連邦最高裁、トランプ氏の入国規制措置を支持
リベラル派のソトマイヤー判事は反対意見で、判決は米国内の宗教的少数派をよそ者扱いする内容だと主張。第2次世界大戦中に日系人の強制収容を支持した最高裁の判断にも匹敵すると述べた。これに対し、ロバーツ長官は最高裁として初めて、当時の判断は誤りだったとする異例の宣言を出した。
米自由人権協会(ACLU)で移民の権利擁護を担当するジャドワト氏は26日の判断について、「最高裁の大きな誤りの一つとして歴史に残るだろう」と述べた。
米民主党全国委員会のペレス委員長も「差別は国家安全保障戦略でなく、偏見は愛国心ではない」と批判した。