トランプ大統領、中間層対象に10%の所得減税 中間選挙控え
(CNN) トランプ米大統領は23日、ホワイトハウスで、翌週にも中間層を対象にした10%の所得減税案を議会に提出する可能性があると明らかにした。米国では昨年成立した税制改革によって、所得税の税率を引き下げるなどしていたが、これに追加する形となる。
中間選挙まで残り2週間となるなか、ホワイトハウスは具体的な減税案について明らかにしていない。また、税制改革による1兆5000億ドルの大型減税がなされたことにより財政赤字が拡大しているが、どのように財源をねん出するかも不明だ。
トランプ氏の減税をめぐる発言は、中間選挙を控えるなか、共和党の有権者へ向けたもののようだ。共和党指導層は昨年の減税措置について、予想よりも国民からの共感が得られなかったことについていら立ちをつのらせている。
世論調査によれば、税制改革は富裕層や大企業向けだという民主党の指摘について賛同する見方が多い。