米国民の23%、新型コロナは「意図的に作り出された」
(CNN) 世界各地で感染が広がる新型コロナウイルスについて、米国民の23%が意図的に作り出されたと考えていることがわかった。世論調査機関ピュー・リサーチ・センターの調査で明らかになった。専門家は新型コロナウイルスが研究室などで生み出されたとする見方を否定している。
米国民の23%が新型コロナウイルスは意図的に作り出されたと考えているものの、ウイルスの由来について遺伝的に調査したところによれば、そうした見方はほぼ確実に間違っているという。
国民の43%は新型コロナウイルスが自然発生したとみており、専門家もこうした見方が真実である可能性が最も高いとしている。
今回の調査は3月11日から16日にかけて行われた。当時は、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスについて世界的な大流行を意味する「パンデミック」であると宣言したが、米国の大部分で自宅待機などの要請は出ていなかった。
新型コロナウイルスについて、まだ分からないことも多いが、専門家の間で一致した見方のひとつが、コウモリ由来であり、中国の研究室で生み出されたものではないという点だ。
コロナウイルスにはさまざまな種類があり、たいていは動物に感染する。しかし、新型コロナウイルスや重症急性呼吸器症候群(SARS)など一部のものは種の垣根を越えて人間にも感染するという。