路肩で男性の遺体が炎上、4人を逮捕 米アイオワ州
(CNN) 米アイオワ州の治安当局によると、同州中部で路肩の溝に黒人男性の遺体が捨てられ、炎上しているのが見つかった。当局は収監中の1人を含む男女4人を逮捕した。
容疑者のうち1人はすでに別件で収監中で、新たに殺人と遺体損壊の容疑で再逮捕された。州当局は被害者の人種が犯行動機となった形跡はみられないとして、憎悪犯罪(ヘイトクライム)の可能性を否定した。
16日午後5時半すぎ、路肩の溝から火が出ているとの通報を受けて当局者らが出動し、消火後に遺体を発見した。遺体の身元は近くの町に住むマイケル・ウィリアムズさん(44)と判明した。
調べによると、ウィリアムズさんは12日に地元の町で殺害された。遺体は布などで包んだ上からロープやテープを巻かれて16日に現場へ運ばれ、火をつけられたとみられる。
収監中の容疑者はウィリアムズさんと面識があったという。残る男2人、女1人はそれぞれ遺体損壊と証拠隠滅などの容疑で逮捕された。
ウィリアムズさんの元妻はCNN系列局に、「家族思いで子どもたちを大事にする人だった」と語った。2人の間には5人の子どもがいる。遺族は「マイケルのために裁きを」とプリントしたTシャツを作った。
遺族と友人らが捜査や葬儀にかかる費用の支援を呼び掛けた資金調達サイト「ゴーファンドミー」のキャンペーンは24時間以内で目標額の1万ドル(約105万円)に達し、目標を3万5000ドルに引き上げた。