州兵4900人、3月中旬まで首都に滞在 QAnonを警戒
ワシントン(CNN) 約5000人の州兵が3月12日まで米首都ワシントンに滞在し続けることがわかった。米下院軍事委員会の民主党トップ、アダム・スミス議員が17日、明らかにした。陰謀論集団「QAnon(キューアノン)」のネット上でのやり取りから暴力行為の可能性が懸念されることなどが理由という。
QAnonの支持者は、トランプ前大統領が3月4日に就任式を行う可能性を示唆しているという。
スミス議員は国防当局者との公聴会で、75年前に大統領が3月4日に就任式を行ったことを受けて、QAnonの支持者が3月4日に再び連邦議事堂に集結することを考えているとの見方を示した。
アダム議員は、こうしたやり取りは常に行われており、実際に実行されるわけではなく、今回についても実行されないだろうとも語った。
国防当局者は17日、議会警察から州兵4900人を3月12日までワシントンに滞在させるよう要請があったと明らかにした。国防総省は、バイデン大統領の就任式から数週間が経過して脅威の状況も変化するなか、どのような人員配置が適切か決定するため関連の法執行機関と連携しているという。