バイデン米大統領、台湾に非公式代表団を派遣
ワシントン(CNN) 米国のジョー・バイデン大統領は13日、台湾に非公式代表団を派遣した。米政権高官や国務省報道官が明らかにした。
非公式代表団は、クリス・ドッド元上院議員と元国務省高官のリチャード・アーミテージ氏およびジェームズ・スタインバーグ氏で構成される。
「台湾の長年の友人でバイデン大統領とも個人的に近い高官3人の人選は、台湾とその民主主義に対する米国のコミットメントの重要な証しになる」と米当局者は説明する。
代表団はバイデン大統領の意向を受けて台湾の当局者と会談する。
「米政権が高官級の非公式代表団を台湾に派遣するという長年にわたる超党派の伝統に従った」と当局者は述べ、米国と台湾の関係は「バイデン大統領が支持した台湾関係法の調印から42周年を迎える」と指摘した。
中国政府は台湾を自国の領土とみなし、習近平(シーチンピン)国家主席は台湾の独立を認めないと強調、必要とあれば武力行使の可能性を排除しない姿勢を示している。
米政府は「一つの中国」政策に基づき中国と公式な外交関係を、台湾とは非公式な関係を保ち、台湾に定期的な武器の売却を行っている。