最高齢の米国人、へスター・フォードさん死去
(CNN) 米国内の最高齢者と認定されていたノースカロライナ州のへスター・フォードさんが17日に死去した。
ひ孫にあたるタニシャ・パターソン・ポウさんによると、フォードさんは同州シャーロットの自宅で静かに息を引き取った。
2019年にフォードさんを国内最高齢と認定した国際研究者団体「ジェロントロジー・リサーチ・グループ(GRG)」によると、フォードさんは少なくとも115歳と245日の年齢で亡くなった。
ただし遺族がCNNに語ったところによれば、フォードさんは1904年8月15日生まれで、116歳を超えていたという。
フォードさんはサウスカロライナ州ランカスターで生まれ、夫ジョンさんとの間に娘8人と息子4人をもうけた。
パターソン・ポウさんはCNNへのメールに、フォードさんは非凡な女性だったとつづっている。
メールによると、フォードさんは画一的な枠に収まらない優れた独創性を持ち、地域社会でも家庭内でも先頭に立って新たな流れをつくり出していた。逆境に立っても屈するそぶりは見せず、愚痴をこぼすこともなかったという。
GRGによると、フォードさんの死去を受け、1906年に生まれたネブラスカ州のテルマ・サトクリフさんが最高齢の米国人となった。
世界では日本人の田中カ子(かね)さん(118)が最高齢に認定されている。