全米25州、成人の半数がワクチン接種完了
(CNN) 米国の全50州のうち少なくとも25州と首都ワシントンで成人の住民の少なくとも半数が新型コロナウイルのワクチン接種を完了したことがわかった。米疾病対策センター(CDC)が発表したデータで明らかになった。
成人の住民のうち少なくとも半数がワクチン接種を完了したのは、アラスカ、カリフォルニア、コロラド、コネティカット、デラウェア、ハワイ、アイオワ、メーン、メリーランド、マサチューセッツ、ミシガン、ミネソタ、ネブラスカ、ニューハンプシャー、ニュージャージー、ニューメキシコ、ニューヨーク、オレゴン、ペンシルベニア、ロードアイランド、サウスダコタ、バーモント、バージニア、ワシントン、ウィスコンシンの各州。
ワクチン接種プログラムの影響は明白だ。
ニューヨーク市のデブラシオ市長は、9月の新学期から公立学校での対面授業の再開を発表した。
ニュージャージー州はマスク着用と社会的距離の確保といった措置について、指定の状況を除いて、ワクチン接種の状況にかかわりなく今月28日に解除する見通し。
ミシガン州は職場復帰の手続きや指針を更新し、ワクチン接種を完了した従業員はマスクの着用や社会的距離の確保などをしなくてもよくなる。
航空業界も活発化している。米運輸保安庁(TSA)によれば、先週末に検査を行った人数は2019年時の90%に相当した。
今月23日に行われた検査の人数は186万人で、19年の同時期は約210万人だった。新型コロナウイルスが流行していた20年時の検査人数はわずか26万7000人だった。