プライドマーチなどに攻撃予告の男を逮捕、8年半で脅迫状60通 米
(CNN) 性的少数者(LGBTQ+)に関連する組織や企業に攻撃予告の脅迫状を送り続けていた男が、6日に逮捕された。
米ニューヨーク・ブルックリン連邦地検の発表によると、ロバート・フェーリング容疑者(74)は2013年6月から今年9月の間に、少なくとも60通の脅迫状を郵便で送り付けた疑い。
今年5月20日付の書簡では、イベント会場に「無線操作の」装置を多数仕掛けると予告していた。標的は6月にニューヨーク市で開催されたLGBTQ+の「プライドマーチ」だったとみられる。
容疑者はこの攻撃により、16年にフロリダ州オーランドのゲイ・ナイトクラブで49人が死亡した銃乱射事件は「たやすいこと」に見えるようになるなどと書いていた。
連邦検察によると、11月18日の家宅捜索で容疑者の自宅から散弾銃2丁と弾丸、星条旗を模したなた、スタンガン2丁などが押収された。
封筒に押されていた「極秘」のスタンプも見つかった。
起訴状によると、容疑者は調べに対し、脅迫状を書いたのは自分だと供述した。6日に初出廷し、電子監視付きで保釈されている。